京都の県民性

歴史を重んじる

日本には47の都道府県があり、それぞれの地域には県民性というものがあります。
これは昔からの伝統や文化、地理的要員などによって影響されているものです。
その土地固有の物の考え方や性格、生き方などが県民性となって現れているのです。

京都といえばかつての首都であり、千年以上もの間日本の中心地だったために、現在でもそのことにプライドを持っている方は多いです。
歴史を大切にする方が多く、今でも昔からの町名が残っているため、自然と歴史を重んじる気持ちが芽生えます。
家柄や格というものを重視しており、相手の素性を気にする傾向が強いです。

相手が自分よりも格下だと思うと、心の中では見下した態度をとりがちです。
閉鎖的な環境なのですが、観光地としての歴史があるため、よそ者に対しては比較的寛容な姿勢を見せてくれます。
しかし、それは表面的なことであり、腹の底では相手のことを小馬鹿にしていることが多いです。

古いものを大事にするのが特徴的ですが、意外と新しいものにも敏感に反応します。
そのため、懐古的なだけではなくて先進性も持ちあわせており、だからこそ京都は今でも古いだけの都市ではないのです。
きちんと本音と建前を使い分けている方が多いため、浅い付き合いになりやすいでしょう。

京都人の特徴

京都の方は空気を読むことが上手くて、人付き合いは上手とされています。
ただし、自慢気な方も多く、他人に対して批判的な方もいて、他人のプライベートなことを知りたがる傾向もあります。
そのため、性格が悪いとして他の地域から批判されることもあります。

八方美人な方が多くて、人の陰口をいうことが大好きな方が多いです。
大阪人に対しては強い偏見を持っている方が多く、中には大阪人を嫌っている方もいます。
京都大学は東京大学よりも上だと思っている方は多いです。

小京都と呼ばれているような地域に対しては優越感を抱いていることがあります。
関西や近畿としてひとくくりにされることを嫌がる方は多いです。
碁盤の目となっているため、長く京都に住んでいる方はカーブの多い道を不安に思うことがあります。

奈良に対してはライバル意識をどこかで持っていて、古都といえば京都だと自負しています。
他の地域でもそうですがお土産というのはその地域に住んでいる人はあまり食べないものであり、おたべや生八ツ橋を長く食べていない京都人は多いです。

もちろん上記のような京都人の特徴というのはあくまでもそういう傾向があるというだけです。
特に若い人の中には地域差がどんどん薄れていっており、京都人らしさを感じさせる方は年々減少しています。